スマホの撮影モードの中には「ポートレートモード」というものがあります。ポートレートモードは被写体をくっきり、背景をふんわり撮影できます。ここではスマホのポートレートモードについてまとめてみましょう。
【ポートレートモードとは?】
ポートレートモードは、背景をぼかして、被写体を際立たせた写真を撮影できる機能です。人物はもちろんですが、食べ物、建物など幅広い被写体に応用が可能です。デジタルカメラで背景をぼかすにはテクニックが必要ですが、ポートレートモードを使用すれば誰でも簡単に背景をぼかせるでしょう。
ポートレートとは「肖像写真」という意味であり、人物を被写体とした写真全般を指すことばです。かつてスマホのカメラはセンサーもレンズも小さいため、背景をぼかした撮影が不可能でした。それをデジタル処理によって可能にしたのがこの「ポートレートモード」です。
最近では人物以外の被写体においても、デジタルカメラのような自然なボケ味の再現ができるようになっています。
【ポートレートモードの基本的な使用方法】
ポートレートモードの基本的な使用方法をまとめてみましょう。
<iPhoneの場合>
iPhoneのポートレートモードは、画面タップで被写体にピントを合わせることができます。また撮影時にぼかし具合など調整できるのも特徴dせう。編集機能を使用すれば撮影時に調整することも可能なのでとても便利ですよ。
<Androidの場合>
AndroidのGoogleピクセルのポートレートモードは、被写体を自動で認識して、それに合わせて背景をぼかしていきます。被写体に接近すると、背景のぼかしが発動しやすくなります。
撮影後に、編集機能を用いてピントを合わせたい位置や、背景のぼかし具合を調整することができます。
【ポートレートモードのシーン別撮影テクニック】
ポートレートモードのシーン別撮影テクニックをまとめてみましょう。
<撮影したいものに近づく>
風景を撮影する場合、撮影したいもの近づいて撮影を行いましょう。ぼかしの基本は手前の被写体と奥の被写体に距離があることです。
手前の被写体に近づくほど、奥の背景はボケていくので、ときめく被写体を見つけたらまずは近づいてピントを合わせましょう。
<ぼかし具合の調整>
撮影時を曖昧にしたい場合や、知らない人の顔などが写り込まないようにしたい場合には、ポートレートモードがおすすめです。背景のぼかしをつよめにすると、どこで撮影したのかがばれません。
逆にどこで撮影した写真なのかを伝えたい場合には、ぼかしは弱めにするとよいでしょう。
<光の向きを考慮する>
撮影する時には逆光や横からの光で撮影するのが鉄則です。被写体の前から光が当たった状態の場合、自分の影やスマホの影などが写り込んでしまい、写真の魅力は半減してしまうでしょう。
<テーブルフォトでは照明に気を付ける>
テーブルフォトを撮影する場合は照明に気をつけましょう。照明の真下で撮影すると、自分のスマホの影が入りやすく、綺麗な写真が撮影できません。
<ナイトモードを活用>
ナイトモードとは夜間でも写真を綺麗に撮影できる機能です。このナイトモードを使えば、難しい設定をしなくても暗いところで被写体をくっきりと撮影でき、白飛びもしにくいです。イルミネーションなどの夜景をポートレートモードで撮影すると、玉ぼけ効果も期待できます。